[目次]
YouTube動画の音声の多くは、音声品質的に基準を満たしていない状態
YouTubeに出演している出演者の多くが[口をマイクから離して【録画・配信・Zoom等】を行なっている]のが現状です。 いいかえれば、YouTubeの動画のうち、音声が真っ当な動画は、ごく一部であり、残りは音声品質的に基準を満たしていない状態です。
話し手の語りを音声収録するさいに最も肝心なことは、[口からの音波を何も介さずしてマイクに直接送り届ける]ために[口をマイクに近づける]ことであり、それ以外にコツはありません。
例えば、[SENNHEISER MKE 600]を推薦しているガジェット系YouTuberがいます。 しかし、[カメラのアクセサリーシュー]に[SENNHEISER MZS 600|ホットシュー取付けショックマウント]を取り付けて、そこに[MKE 600]を装着している時点で[不正解]です。 [口をマイクに近づける]という鉄則を守っていないからです。
[SENNHEISER MKE 600]は、[なるべく話し手に近い位置]かつ[写野〔field of view〕の外側]から狙うためのマイクだと思います。
- 話し手の頭上から、話し手の口元を[MKE 600]で狙う。このとき[MKE 600]は[写野に入らない]状態である。
- 話し手の胸より下の位置から、話し手の口元を[MKE 600]で狙う。このとき[MKE 600]は[写野に入らない]状態である。
ただし、[話し手の胸より下の位置から、話し手の口元を[MKE 600]で狙う]としたら、キーボード、マウスなどの操作において、[MKE 600]に誤って触れることで、ノイズを入れてしまいがちなので、危険ではあります。
しかし、そもそも[MKE 600]のようなショットガンマイクは、【残響】をものすごく拾うし、話し手に近すぎると音が割れます。
[MKE 600]のようなショットガンマイクは、それだけ高感度なのです。
YouTuberが[SENNHEISERのショットガンマイク]で収録している動画において、音の割れが気にならない動画は、見たことがありません。
ショットガンマイクは、そもそもが、口元から離れた位置から環境音も含めて全体音を収録するマイクであり、話し手の発話をピンポイントで拾うためのマイクではない。 そう割り切ったほうがいいようです。
ショットガンマイクは、そもそもが、話し手の発話をクリアに収録するためのマイクではなく、ピンマイク〔ラベリアマイク〕によって話し手の発話をクリアに収録している、その補助として、自然な【環境音】を添えるための【環境音収録マイク】というのが、ショットガンマイクの本来の姿なのだと思いますよ。
それでは、どうして[ミラーレスカメラのアクセサリーシュー]にマウントするマイクが発売されているのでしょうか? これは、[別録り音声]と[動画]とを、音声波形で同期させるための音声収録を、よりクリアにするためです。
もちろん、[ミラーレスカメラのアクセサリーシューにマウントしたマイク]で【環境音】を収録し、[話し手の発話をクリアに収録した別録り音声]とを合成することもあり得ます。 このときも、[ミラーレスカメラのアクセサリーシューにマウントしたマイク]の音声は、あくまでも補助・サブです。
そもそも[ミラーレスカメラのアクセサリーシュー]にマウントするマイクについては、レンズのAF〔Auto-Focus〕駆動音を【1】[物体の中を直接伝わる振動として拾う]のと、【2】[音波として拾う]のと、両方あります。 スチルカメラとしての利用をメインに考えられて設計されたレンズ〔古いレンズ〕では、AF駆動音の抑制・フォーカスブリージングの抑制などは考えられていません。
- 《1》[口をマイクに近づける]という大原則を守らない収録形態で、被写体である話し手の語りを動画として収録することは、絶対に避けたほうがよい。
[口とマイクとの距離]は[50cm以内]と考えてよい。
- マイクから50cm以上の距離がある、被写体である話し手の語りを、カメラに取り付けたマイクから収録しようとする行為は、[口をマイクに近づける]という大原則を守らない、完全に踏み外した撮影方法である。
カメラに取り付けたマイクから収録しようとすることそれ自体が、
カメラで人物の撮影をしながら、人物の語りを収録するときは、カメラに取り付けたマイクだけではダメです。
語る人物の口元にもマイクがないと、語りの内容は、クリアに収録できません。
そもそも、ニュースレポーター、芸能レポーターは、ビデオカメラから離れた位置で、【SHURE SM63シリーズ】=[ネギボウズ]を手にして語っていますよね? それは[口をマイクに近づける]ためです。 ニュースレポーター、芸能レポーターが握っている【SHURE SM63シリーズ】の先には、[ワイヤレス・トランスミッター]または[ボイスレコーダー/フィールドレコーダー]がつながっています。
カメラから一定以上離れた位置に存在する話し手の発話を、真っ当に音声収録をするためには、【1】[話し手がピンマイク〔ラベリアマイク〕を付ける]、【2】[話し手がハンドマイクを手に持つ]、【3】[マイクスタンドなどで話し手の口元にマイクをセットする]など、必要なマイクセッティングをする必要があります。 それらに共通しているのは[口をマイクに近づける]ためであることです。
この[口をマイクに近づける]という大原則を守らずに収録している動画、とりわけ音声収録をショットガンマイクでごまかしている動画がYouTubeにあふれかえっています。 それらのすべては、私から見ると失敗動画であり、お金の取れるコンテンツではありません。
[神マイク|SONY ECM-B1M]や[SONY ECM-B10]といった演算的なショットガンマイクは、イメージセンサーから約50cm程度の至近距離からの集音を想定しているものと思われる
[神マイク|SONY ECM-B1M]や[SONY ECM-B10]は、ノイズキャンセリングの発想から生まれた、演算的なショットガンマイクで、イメージセンサーから約50cm程度の至近距離からの集音を想定しているものであろうと思われます。
■ECM-B1M | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー
■ECM-B10 | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー
イメージセンサーから約50cm程度の至近距離からの集音、そして映像収録を前提とするならば、[35mmフルフレーム換算]で[20mm]の広角レンズが必要になります。 [24mm]では拡大された顔面が写され、異様な画作りになり、真っ当な映像にはなりません。
ミラーレスカメラのフルフレーム用の標準ズームレンズは、各社とも[24mm始まり][28mm始まり]であり、唯一[LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6]だけが[20mm]始まりです。
歪曲収差が許容範囲に収まる広角側の焦点距離は、ギリギリ[20mm]です。 [神マイク|SONY ECM-B1M]や[SONY ECM-B10]を使った、イメージセンサーから約50cm程度の至近距離からの収録では、必ず[20mm]をカバーするレンズが必要となります。
■NIKKOR Z 20mm f/1.8 S - 概要 | NIKKORレンズ | ニコンイメージング|レンズ内手ぶれ補正ナシ
■FE 20mm F1.8 G | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー|レンズ内手ぶれ補正ナシ
■キヤノン:RF16mm F2.8 STM|概要|レンズ内手ぶれ補正ナシ
CanonはRFマウントにおいて[20mm単焦点]を出していません。 Canonが出している[RF16mm F2.8 STM]は、歪曲収差が許容限度を超えており、魚眼的なゆがんだ画像になり、用途がきわめて限定されます。
Canonは[RF15-30mm F4.5-6.3 IS STM]という広角ズームを出しました。 しかし[RF15-30mm F4.5-6.3 IS STM]は旅行用便利広角ズームと思われ、[室内撮影において明るくしかも解像感の高い撮像を得る]ための[明るい20mm単焦点]とは別の性格をもちます。
■キヤノン:RF15-30mm F4.5-6.3 IS STM|概要
[神マイク|SONY ECM-B1M]や[SONY ECM-B10]を使った、イメージセンサーから約50cm程度の至近距離からの収録には、[NIKKOR Z 20mm f/1.8 S][FE 20mm F1.8 G]と同クラスのレンズが必要になると思います。
SONYのEマウントは、マウント系が小さいので、周辺光量落ちが激しく、周辺画像の画質がイマイチです。 動画なら間違いなくSONYですけれども、SONYのEマウントは、写真用の決め手にはなり得ません。
風景写真など、隅々までカリカリに解像している写真は、Nikon〔Zマウント〕が随一で、Canon〔RFマウント〕が僅差で追っています。
NikonがSIGMA〔シグマ〕に対して、Zマウントレンズの製造を許可したことから、NikonのZマウント機を使った、安価な撮影システムが見込める可能性が見えてきました。
さらにNikonは、BRAW〔Blackmagic DesignのRAW〕の出力ができるため、Blackmagic Designのビデオレコーダーを使えば、映画並みの
Nikon BRAW出力
|レンズ内手ぶれ補正ナシ
20-60ズーム Nikon 20mm
いわゆる自撮りの画角
YouTube動画の音声の多くは、音声品質的に基準を満たしていない状態
SONY 神マイク
ECM-B1M
SONY 神マイク
例えば、プログラミングを教える動画で、キーボードをバチバチしばいて、視聴者に不快な音を聞かせている動画があります。 タイピングが速いことを自慢しているのでしょうか? こういうのは残念動画であり、やがて新しい動画に取って代わられるでしょう。 また残念動画をそのまま出して平気な、その講師自身に対しての不信感も増します。
映像は、いいカメラといいレンズを用意すれば、ほとんど失敗せずに撮れます。
しかし音声収録には、コツがいろいろあって、幅が広く、奥が深いのです。 音声収録は、いくら機器に莫大な費用をかけても、ノウハウを知っていないと、どうにもならぬ部分が多いのです。
【SHURE SM63シリーズ】=[ネギボウズ]は、とくに【環境音】【残響】が気になる環境において【録画・配信・Zoom等】を行なうのにふさわしい理想のマイクです。
【ホワイトノイズ】を低減させるマイク|基本概念
[ノイズゲート]または[ゲート]|微小音声の門前払い
ハードウェアとしての[ノイズゲート]は、上記リンク先のようなものです。
【ノイズゲート】:threshold〔スレショールド/スレッショルド:しきい値・閾値〕を超えない微小音声〔音量の小さな音声〕を[見なし雑音]として一律に門前払い〔事前排除〕する仕組みを[ノイズゲート]または単に[ゲート]と呼びます。
[閾値を超えない微小音声〔音量の小さな音声〕]は[不合格・不採用]として[事前排除する]のが[ノイズゲート]=[ゲート]です。
ただし、微小音声だからといって、それがノイズ〔雑音〕であるとはかぎりません。 [遠くで鳴く鳥たちの鳴き声、かすかに聞こえる沢のせせらぎ、木々の葉が風にそよぐ音などを含んだ自然音]など、微小音声の収録を眼目とした音声収録において、ノイズゲートは役に立ちません。
[ノイズゲート]は、[子供では開けられない重たい扉を設置しておくと、大人しか入ってこられない部屋になる]といったようなことです。
- 子供:[間接音・間接波]つまり[雑音〔ノイズ〕]。
- 大人:[直接音・直接波]つまり[収録したい音声]。
[マイクが低感度であること]≒[ダイナミックマイクを使うこと]が、ノイズゲートの役割を果たすことになります。
【感度:マイナス57dB台からマイナス56dB台】といった低感度マイクを選ぶ|【環境音】【残響】【リップノイズ】などを低減させる低感度マイクを選ぶ
【録画・配信・Zoom等】にふさわしい理想のマイクの代表格が、低感度マイクである【SHURE SM63シリーズ】です。
【SHURE SM63シリーズ】は、その形状から[ネギボウズ]と呼ばれます。
【SHURE SM63シリーズ】は、細くて白いボディの先端がネットになっており、それが[ネギボウズ]に似ているので、[ネギボウズ]と呼ばれるのです。
【SHURE SM63シリーズ】は、記者会見の卓上、街頭レポート、街頭インタビューで使われます。 テレビでよく見るマイクです。
【SHURE SM63シリーズ】は[ダイアフラムの直径が小さい〔とくに低域に対して低感度である〕]ため、音質はセコくてカリカリしているけれども、とくに【環境音】【残響】を大胆にカットしてくれる、という性質をもちます。
- 【SHURE SM63シリーズ】の特徴
- 【SHURE SM63シリーズ】は[ダイアフラムが小径である低感度マイク]なので、とくに低域にかんして低感度であることから、【環境音】【残響】のうち低域をよくカットするノイズゲートとして機能します。
- 【SHURE SM63シリーズ】は、低域以外についても[低感度マイク]であるため、【環境音】【残響】の主要部分をカットする、ノイズゲートとして機能します。
- 【SHURE SM63シリーズ】は、【環境音】【残響】の主要部分をよくカットする割に、【全指向性=無指向性】であるため、指向性をもつマイクの欠点である、[マイクと口との距離/角度ごとに、音量・音質が変化して、聞き取りづらい]という欠点をもちません。
- つまり【SHURE SM63シリーズ】は、話し手がどの角度から話しても、音量・音質の変化があまり感じられません。 ということは、【SHURE SM63シリーズ】での収録音声の欠点である[音質がセコくてカリカリしている部分]をイコライザーで補正した結果の音声も、音量・音質の変化があまり感じられない、違和感が少ない自然な音声になります。
- 【SHURE SM63シリーズ】は【全指向性=無指向性】であるため、[近接効果〔口をマイクに超接近させると低音が異常に大きく拾われる効果〕]という欠点をもちません。
結局、【SHURE SM63シリーズ】は、[小径ダイアフラム]、かつ、[低感度]を選んだことによって、【環境音】【残響】をとくによくカットし、ということは【リップノイズ】もあまり拾わない、【ノイズ耐性の高い状態】を実現しているのです。
かつまた、【SHURE SM63シリーズ】は【全指向性=無指向性】であるため、[近接効果]という欠点をもちません。
話し手の語りを音声収録するさいに最も肝心なことは、[口からの音波を何も介さずしてマイクに直接送り届ける]ために[口をマイクに近づける]ことであり、それ以外にコツはありません。
ところが、[単一指向性〔カーディオイド/なんちゃらカーディオイド〕の系統]、[双指向性〔バイディレクショナルまたはフィギュアエイト〕]といった、[指向性をもつマイク]では[近接効果]が発生します。 [近接効果]が発生することは、[マイクと口との距離/角度ごとに、音量・音質が変化して、聞き取りづらい]という欠点にも直結します。
ということで、音声収録において[口をマイクに近づける]ことは必須条件なのだけれども、[口をマイクに近づける]と次のような問題が発生します。
- 《1》【全指向性=無指向性】ではない【指向性をもつマイク】=[おもに単一指向性系統=カーディオイド系統のマイク]において[口をマイクに近づける]と、[近接効果〔口をマイクに超接近させると低音が異常に大きく拾われる効果〕]が発生する。
- 《2》【全指向性=無指向性】ではない【指向性をもつマイク】=[おもに単一指向性系統=カーディオイド系統のマイク]において[口をマイクに近づける]と、[マイクと口との距離/角度ごとに、音量・音質が変化して、聞き取りづらい]という欠点が生まれる。
- 《3》[口をマイクに近づける]と、マイクに[鼻息・吐息][風]が当たって、通風音・ポップノイズなどの[吹かれノイズ]まで収録されてしまいます。 通風音とは、通る風の音で、ボーッ・ゴーッといったものです。 ポップノイズとは、人間の破裂的な発音による突風で、ポッフ・ボッフといったものです。 [ウレタン製の風防]よりも、[フェイクファーによるモフモフの風防]のほうが[吹かれノイズ]の防止には効果が大きいものです。 しかし音質の変化、見かけの問題などもあり、屋内では[ウレタン製の風防]が使われることが多いと思います。
《1》《2》にかんしては、【全指向性=無指向性】の[ダイナミックマイク]である、【SHURE SM63シリーズ】または【Electro-Voice 635A】を選ぶことによって、解決できるでしょう。
《3》にかんしては、【1】[ウレタン製マイク風防]、【2】[フェイクファー製マイク風防]、【3】[ポップガード]などが解決策となります。
【ホワイトノイズ】の主要な発生源はアンプである
※【ホワイトノイズ】:ここで[ホワイトノイズ]と称している対象は、[ピンクノイズ]など類似のノイズを含んでいます。
[マイクロフォンを受け入れる穴]=[マイクジャック]をもち、かつ、ゲイン調整が付いている機器は、プリアンプをもっています。 ゲイン調整とは、[プリアンプのゲイン調整]=[プリアンプが何dBのゲイン〔利得〕を稼ぐかを調整する機構]のことです。
私たちが感じるホワイトノイズの多くは、そのプリアンプがその発生源です。
- [光量過少]∽[音量過少]
- [光量不足を補おうとして、ISO感度を上げすぎたせいで暗所ノイズが大きくなる]∽[マイクの音量不足を補おうとして、ゲイン調整を上げすぎたせいでホワイトノイズが大きくなる]
- [マイクジャック]をもつ機器のうち、本格的なものには、ゲイン調整が付いています。 このゲイン調整とは、次のような機器が搭載しているプリアンプのゲイン調整のことです。 その機器とは、[オーディオミキサー/オーディオインターフェイス][ビデオスイッチャー][フィールドレコーダー][ボイスレコーダー][ビデオカメラ]などです。
- [光量過多]∽[音量過多]
- [動画において、光量が多すぎて、ISO感度を最低にして、絞りを限界まで絞っても、部分的に白飛びする]∽[入力ゲインを最低にしても過大入力で音割れする]
- 動画においては、シャッタースピードの調整範囲が限定されているため、晴れた雪原、晴れた砂浜など、光量過多の環境下では、レンズにNDフィルターを取り付けて、入る光量を抑制するしかありません。
- 音声において過大入力があるときは、アッテネーター〔減衰器〕を挿入します。
【ホワイトノイズ】の低減策の要諦は、[マイク信号を受け入れる機器のプリアンプにおいて、ゲイン調整ノブの位置を適度な小音量の位置にする]ことです。
[たいていのアンプは、最大音量の20%~30%ぐらいのボリュームの位置が、最も高音質になるように設計されている]ように、私には感じられます。
- [音量過少]:[最大音量の20%~30%ぐらいのボリュームの位置]を[下回る位置の音]を聞くと、ホワイトノイズが多すぎると感じます。
- 入力信号ナシの状態において、アンプのボリュームをゼロにしても、スピーカーやヘッドホンからは、かすかにホワイトノイズが出ています。
- 入力信号ナシの状態において、アンプのボリュームを音量増大の方向へ回してやると、ホワイトノイズまで大きく増幅されていきます。
- 結局、基本となるホワイトノイズが、アンプの増幅量〔ゲイン=利得〕に応じて拡大コピーされていくようなのです。
- したがって、アンプのボリュームを音量増大の方向へ回したときの、ホワイトノイズの音量曲線と、音声言語・音楽などのソース信号の音量曲線との関係から、[このゲイン未満はホワイトノイズが優勢で使い物にならない領域]が出てくるわけです。
- その[このゲイン未満はホワイトノイズが優勢で使い物にならない領域]が[最大音量の20%~30%ぐらいのボリュームの位置]を[下回る領域]ということになるのでしょう。
- [音量過多]:[最大音量の20%~30%ぐらいのボリュームの位置]を上回る位置へ回していくと、音量も増えるけれども、それにも増してヒズミ〔音割れ〕が増えていきます。
- こちらは[このゲイン以上はヒズミ〔音割れ〕が優勢で使い物にならない領域]です。
- [このゲイン未満はホワイトノイズが優勢で使い物にならない領域]と[このゲイン以上はヒズミ〔音割れ〕が優勢で使い物にならない領域]との間をなすレンジ〔範囲〕こそが、[理想のゲイン調整つまみの位置]ということになるでしょう。
ですので、[オーディオミキサー/オーディオインターフェイス][ビデオスイッチャー][フィールドレコーダー][ボイスレコーダー][ビデオカメラ]などにおいて、ゲイン調整ノブの位置を[最大音量の20%~30%ぐらいのボリュームの位置]程度で保持しておき、それでいて音割れしない程度の強い信号を、マイクから受けたいわけです。
ところが、[ダイナミックマイク]の多くは低感度、つまり、出力信号が小さいため、オーディオインターフェイス等のゲイン調整ノブの位置を100%〔最大=MAX〕にしなければ、十分な強度の信号が得られないわけです。 これがホワイトノイズを生む原因です。
【ゲイン調整ノブの位置を100%〔最大=MAX〕にしなければ、十分な強度の信号が得られない状態】を解消するためには、[ダイナミックマイク]→[インラインプリアンプ]→[オーディオインターフェイス]のように接続します。
[インラインプリアンプ]は、オーディオインターフェイスなどのプリアンプ以前のプリアンプ、いいかえれば、[プリプリアンプ]です。
信号経路のできるだけ川上で、強い信号にしておくことが、信号をノイズに埋もれさせないための最大のポイントです。
[ダイナミックマイク]→[インラインプリアンプ]→[オーディオインターフェイス]という接続によって得られる効果と仕組みのまとめ
- 【SHURE SM63シリーズ】が[小径ダイアフラムの低感度マイク]であることによって、【環境音】【残響】をとくによくカットし、ということは【リップノイズ】もあまり拾わない、【ノイズ耐性の高い状態】を実現しています。
- 【SHURE SM63シリーズ】の後段に[インラインプリアンプ]を介することによって、オーディオインターフェイスのゲイン調整つまみを最大限まで上げなくてもいい状態となり、それがホワイトノイズを防止するのに役立ちます。
が[小径ダイアフラムの低感度マイク]であることによって、【環境音】【残響】をとくによくカットし、ということは【リップノイズ】もあまり拾わない、【ノイズ耐性の高い状態】を実現しています。
逆算すると、プリアンプへ入力されるマイクの信号を、事前にブーストしておく必要があるわけです。
[音割れ直前のギリギリまで
[プリアンプが音割れしないゲイン調整ノブの位置〔MAX〕]という[実用レンジ〔範囲〕]があるわけです。
適正なゲイン調整ノブの位置を確保する点にあります。
[プリアンプのホワイトノイズが最小値付近で推移するゲイン調整ノブの位置〔MIN〕]かつ このとき、信号を[最大のS/N比にする]ためには、
必要があることがわかると思います。
この[ギリギリを攻める感覚]は、
白飛びする直前まで絞りを開いたほうが背景がよくボケる
小絞りボケ直前まで絞り切ることで
パワーバンド
ヒズミ〔音割れ〕が出ない
【環境音】【残響】【リップノイズ】などを低減させるマイク|基本概念
※【リップノイズ】とは、ナレーションやボーカルにおいてマイクが拾う、人間の口唇に由来するノイズのことです。それは[唇・舌・口蓋など口腔粘膜]どうしが触れ合い、そして離れるときに[唾液]を介して発せられる、[ピチャ・ペチャ][クチャ・ヌチャ]といったノイズのことです。
《1》波動を拾うさいの指向性|方向における範囲の限定
- 【指向性がにぶい】=【角度として広い範囲から音を拾う】=【あらゆる方向からの波動を拾い、全体を広く見渡したい】
- 【指向性がにぶい】=【波動の取込口が開いている角度が大きい】
- 【指向性がにぶい】=【波動に対しての開口部が広い】
- 【指向性がにぶい】=【ズームアウトして、注目の対象が、全体のどの位置にあるのかを確認したい】|例:広角レンズ・魚眼レンズ|画角が広い
- 【指向性がにぶい】=【全指向性=無指向性のマイク】|例:多くの普通のマイク
- 【指向性がするどい】=【角度として狭い範囲からしか音を拾わない】=【指向性が向かっている方向の波動だけを選択的に拾いたい】
- 【指向性がするどい】=【波動の取込口が開いている角度が小さい】
- 【指向性がするどい】=【波動に対しての開口部が狭い】
- 【指向性がするどい】=【局所にズームインして、その一点だけにフォーカスしたい】|例:望遠レンズ|画角が狭い
- 【指向性がするどい】=【単一〔たんいつ〕指向性=カーディオイドのマイク】|例:ショットガンマイク
- 【指向性がするどい】ことからしょうじる、以上の特徴を生かすと、【環境音】【残響】【リップノイズ】などを低減させることができます。
《2》波動を拾うさいの感度|容積における範囲の限定
【1】コンデンサーマイク=[電気を通しながらでないと使えない、小さな音・遠くの音にもビリビリと反応する、敏感・高感度マイク]
- コンデンサーマイクは、【容積として広い範囲から音を拾う】=【敏感・高感度】という特徴をもちます。
- コンデンサーマイクとは、[電気が必要なマイク]で、敏感・高感度である〔小さな音・遠くの音でも拾う〕という特徴をもちます。
- ■[映像クリエイターが知るべき録音術]Vol.02 誤解が多いマイクの種類と用途について考える - PRONEWS : デジタル映像制作Webマガジン
- 【XLR接続のコンデンサーマイク】である場合、ファンタム電源〔+48Vのケースが多い〕という電気を必要とします。
- 【φ3.5mm接続のコンデンサーマイク】である場合、プラグインパワー〔2V~5Vの範囲で各メーカーまちまち〕という電気を必要とします。
- コンデンサーマイクは、衝撃と湿度に弱く、とても壊れやすい、か弱いマイクです。
- コンデンサーマイクは、細かな音のニュアンスまで伝える、高音質のマイクですけれども、敏感・高感度である〔小さな音・遠くの音でも拾う〕せいで、雑音まで盛大に拾ってしまうマイクです。
【2】ダイナミックマイク=[電気を必要とせず、大きな音・近くの音しか拾わない、鈍感・低感度マイク]
- ダイナミックマイクは、【容積として狭い範囲からしか音を拾わない】=【鈍感・低感度】という特徴をもちます。
- ダイナミックマイクとは、[電気が不必要なマイク]で、鈍感・低感度である〔小さな音・遠くの音なら拾わない〕という特徴をもちます。 この特徴を生かすと、【環境音】【残響】【リップノイズ】などを低減させることができます。
- ダイナミックマイクは、衝撃にも湿度にも強く、とても壊れにくい、丈夫なマイクです。
- ダイナミックマイクは、細かな音のニュアンスまでは伝えられない、中程度の音質のマイクですけれども、鈍感・低感度である〔小さな音・遠くの音なら拾わない〕せいで、[間接音・間接波]=[雑音]を拾いづらく、スピーカーからの出音も拾いにくいためハウリングへの耐性が高いマイクです。
《3》[ダイアフラムの面積]と[ダイアフラムの素材の単位面積あたりの質量の小ささ]
- マイクユニットの[ダイアフラム〔振動板〕の面積]が広いと、広範囲の空気から振動を拾うため、マイクは敏感・高感度になる〔小さな音・遠くの音でも拾う〕傾向があります。
- マイクが敏感・高感度になる〔小さな音・遠くの音でも拾う〕と、雑音まで盛大に拾ってしまうマイクになりがちです。
- したがって、ダイナミックマイクでいえば、マイクの外観として、「音を拾う[ネットで覆われた部分]の直径が小さい/細いマイク」が、 [鈍感・低感度である〔小さな音・遠くの音なら拾わない〕せいで、雑音を拾いづらく、直接音・直接波]
マイクの 直径の小さい
細い
- マイクユニットの[ダイアフラム〔振動板〕の素材の単位面積あたりの質量が小さい]と、少しの空気振動でも敏感に拾うため、マイクは敏感・高感度である〔小さな音・遠くの音でも拾う〕せいで、雑音まで盛大に拾ってしまうマイクになりがちです。
- ただし、ダイアフラムの素材としては、一定以上の剛性がなければ、原音に忠実なかたちで、音声を拾うことはできません。
- また素材には、素材特有の鳴り方があるため、例えば、ダイアフラムの素材として金属の薄膜を選んだとしたら、金属的な鳴り方をします。
- スピーカーにおいて、コーン紙をパルプ系にするか、合板系にするか、樹脂系にするかで、スピーカーの出音は大きく違ってきます。
- またスピーカーを納めるエンクロージャー〔スピーカーボックス〕において、合板系にするか、樹脂系にするかで、スピーカーの出音は大きく違ってきます。
- 私たちがふだん使っているマイクの多くは、ダイアフラムの素材として、樹脂〔プラスチック〕を使っています。
- ピンマイク〔ラベリアマイク〕は、その大半がコンデンサーマイクであり、敏感・高感度である〔小さな音・遠くの音でも拾う〕わけですけれども、[ダイアフラム〔振動板〕の面積]が狭いので、鈍感・低感度である〔小さな音・遠くの音なら拾わない〕という特徴をも有しています。
- 一般にピンマイク〔ラベリアマイク〕は、そこまで敏感・高感度である〔小さな音・遠くの音でも拾う〕ではありません。
【結論】:
- 楽器演奏なら、楽器からの出音が[直接音・直接波]です。
- ナレーション・語りなら、口からの出音が[直接音・直接波]です。
- 楽器演奏でも、ナレーション・語りでも、その他の音源でも、【環境音】【残響】【リップノイズ】などは[間接音・間接波]にあたります。
- 「【環境音】【残響】【リップノイズ】などを低減させる」とは、[間接音・間接波]をできるだけ拾わずに、[直接音・直接波]だけを選択的に収録することを意味します。
- [直接音・直接波]だけを選択的に収録するためには、【指向性がするどいマイク】を選びます。 それは単一指向性〔カーディオイド〕のマイクです。
- [直接音・直接波]だけを選択的に収録するためには、【大きな音・近くの音しか拾わない、鈍感・低感度マイク】を選びます。 それはダイナミックマイクです。
- 【結論1】:総合すると、単一指向性〔カーディオイド〕のダイナミックマイクを選択すると、[間接音・間接波]をできるだけ拾わずに、[直接音・直接波]だけを選択的に収録することができます。
単一指向性のダイナミックマイクを使うと、ノイズリダクション〔雑音低減〕の効果が大きいことが期待できるのです。
- 単一指向性〔カーディオイド〕にも、《1》[カーディオイド=細=指向性が鋭い]、《2》[スーパーカーディオイド=極細=指向性が超鋭い]、《3》[ハイパーカーディオイド=超極細=指向性が超々鋭い]という、程度の違いがあります。
- 【マイクの指向性】が鋭ければ鋭いほど、[指向性が向かっている方向から来た音波]≒[真正面から来た音波]だけを、より厳密に選択して拾い、[余計な音波]を拾いませんので、それだけノイズリダクション〔雑音低減〕の効果が大きいことが期待できます。
- ■◇ マイクロフォンを使いこなそう!指向性編 | ワタナベ楽器店 ONLINE SHOP
- 【結論2】:総合すると、ダイナミックマイクを選択したくない場合、ピンマイク〔ラベリアマイク〕を選択すると、[間接音・間接波]をできるだけ拾わずに、[直接音・直接波]だけを選択的に収録することができます。
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■TOMOCA F-**CNS キャノン付フレキシブルアーム シルバー | TOMOCA ONLINE SHOP
■TOMOCA ( トモカ ) F-26CNS キャノン付フレキシブルアーム(26cm) 送料無料 | サウンドハウス
■TOMOCA ( トモカ ) F-33CNS キャノン付フレキシブルアーム(33cm) 送料無料 | サウンドハウス
■TOMOCA ( トモカ ) F-43CNS キャノン付フレキシブルアーム(43cm) 送料無料 | サウンドハウス
TOMOCA F-**CNS キャノン付フレキシブルアーム|黒|11C-12C付、配線済み|直径15φ|F-26CNB(26㎝)|F-33CNB(33㎝)|F-43CNB(43㎝)
■TOMOCA F-**CNB キャノン付フレキシブルアーム 黒 | TOMOCA ONLINE SHOP
■TOMOCA ( トモカ ) F-26CNB キャノン付フレキシブルアーム(26cm) 送料無料 | サウンドハウス
■TOMOCA ( トモカ ) F-33CNB キャノン付フレキシブルアーム(33cm) 送料無料 | サウンドハウス
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SHURE SM63シリーズ|[SM63・99g][SM63L・124g][SM63LB・124g]
※【SHURE SM63L】のボディ色を黒にしたものが【SHURE SM63LB】であり、【SHURE SM63L】のを短くしたものが【SHURE SM63】であるから、これら【SHURE SM63シリーズ】の内容・スペックは、すべて同じである。
※ショートボディを選んだとしても25gしか軽くならないので、無理をして[SM63・99g]を選択する必要はない。
■Shure シュア SM63-X [インタビュー用無指向性ダイナミックマイクロフォン シャンパンゴールド]
■Shure シュア SM63L-X [インタビュー用無指向性ダイナミックマイクロフォン シャンパンゴールド]
■Shure シュア SM63LB-X [インタビュー用無指向性ダイナミックマイクロフォン ブラック]
■SHURE ( シュアー ) SM63 リポーター用マイク 送料無料 | サウンドハウス
■SHURE ( シュアー ) SM63L リポーター用マイク 送料無料 | サウンドハウス
■SHURE ( シュアー ) SM63LB リポーター用マイク 送料無料 | サウンドハウス
■SHURE ( シュアー ) RK367G 送料無料 | サウンドハウス
■SHURE ( シュアー ) RK229WS | サウンドハウス
■SHURE ( シュアー ) RK368G 送料無料 | サウンドハウス
■SHURE ( シュアー ) 49A130 | サウンドハウス
■Products - TRITONAUDIO|インラインプリアンプ
- [dead〔デッド〕]=[残響が少ない]という音響特性。
- [live〔ライブ〕]=[残響が多い]という音響特性。
- 【部屋の残響】が多い部屋を[音響特性としてライブな部屋]といいます。
- [マイクを音源に近づけた状態]=[on mic〔オンマイク〕]。
- [マイクを音源から遠ざけた状態]=[off mic〔オフマイク〕]。
【環境音】【残響】【リップノイズ】などを低減させるマイク|具体例|ラベリアマイク〔=ピンマイク:コンデンサーマイクに分類されます〕
[指向性が鋭いダイナミックマイク〔そもそもが低感度〕]に対して、指向性が向かっている方向から口を近づけて話すことによって、[大きな音・近くの音]かつ[狭い範囲の音]しか拾わない状態を現出することができます。 その結果として、【環境音】【残響】【リップノイズ】などといった雑音の主要部分を、マイク収録の段階でカットすることができます。 だから[audio-technica AE4100]または[audio-technica AT2040]のような[指向性の鋭いダイナミックマイク]を採用するのです。
他方、顔出し撮影における美観・見栄えを気にする場合には、[ラベリアマイク〔=ピンマイク:コンデンサーマイクに分類されます〕]を採用します。
ただし、[ナレーション・語りを録音するときは、口をマイクに近づける]という鉄則があるのですけれども、[ラベリアマイク〔=ピンマイク]では、この鉄則を守りきれません。
とくに、大きな【環境音】が入りやすい部屋では、顔出し撮影における美観・見栄えを犠牲にしてでも、[指向性が鋭いダイナミックマイク〔そもそもが低感度〕]を採用したほうが、【環境音】の低減にとっては、かなり有利です。
SONY ECM-44B/9X
- これは購入して使ったことがあります。 口から離れた位置である胸元に装着しても、低音が減衰せずに、太くてナチュラルな音声が収録できる、優秀なラベリアマイクです。
- 肉声を収録するためのラベリアマイクとして、最低価格帯でありながら、その価格の割に高音質です。
- [SONY ECM-44B/9X]は、以前は輸出専用モデルで、日本では、サウンドハウスぐらいでしか売っていなかったのですけれども、最近では、日本国内の幅広いショップで買えるようです。
■SONY ( ソニー ) ECM-44B/9X 送料無料 | サウンドハウス
■ピンマイク(ラベリアマイク)の付け方!プロはどうやって付けてる? – Yugoの不思議な音楽の国
■ラベリアマイク(ピンマイク)の取り付け方 | Vook(ヴック)
国産メーカー
以下は国産メーカーです。
- audio-technica〔マイク等・音響周辺機器全般〕■audio-technica - Google 検索
- SONY〔マイク等・音響周辺機器全般〕■SONY - Google 検索
- TOMOCA〔トモカ:音響周辺機器全般〕■TOMOCA - Google 検索
- CANARE〔カナレ:XLRケーブル等ケーブル類〕■CANARE - Google 検索
- OYAIDE〔オヤイデ:電源タップ、電源ケーブル等〕■OYAIDE - Google 検索
マイクも周辺機器も、国産メーカーが安全です。 というのも、初期不良があった場合、メーカーとの直接交渉・新品交換などの可能性が見込めるからです。
サウンドハウスは、安いけれども、初期不良などへの対応が芳しくない〔塩対応の|対応そのものを忘れることが多い企業という〕印象を受けます。 またサウンドハウスは、ポイントは付いても、有効期限が1か月後なので、その意味で損をします。
したがって、楽器店の楽天市場店で購入するのが安全かもしれません。
ですので、[安さを求めるか][日本人らしい心ある対応を求めるか]に応じて、購入店舗を変える必要があるかもしれません。
XLRケーブル
XLRケーブルは、国産のCANARE〔カナレ〕というメーカーのXLRケーブルが安心です。
XLRケーブルは、[オス←→メス]となっているケーブルを買えば、うまくいくようになっています。
マイクのXLRコネクターはオスで、オーディオインターフェイスのXLRコネクターはメスになっていますので、このときのXLRケーブルは、[メス←→オス]という接続をします。
[カメラ]≒[PC/Mac]から何メートル離れて撮影するか。 [その距離+余裕]で、何メートルのXLRケーブルを買うかを決めます。
10m程度では、信号の減衰は、そこまで極端には起こりません。
■【配信者必見】ダイナミックマイクのローゲイン問題が一発で解決する機材がこれだ! | Cloudlifter CL-2
■【CloudLifter】高性能マイクプリアンプ クラウドリフター【Mic Activator】
■【Cloud Microphone CL-1】ダイナミックマイクを最強にしてくれるCL-1が良すぎた
なお、XLRケーブルが長くて信号の減衰が起こる〔ホワイトノイズが増える〕場合、[sE Electronics DM1 DYNAMITE][sE Electronics DM2 TNT][Cloud Microphones Cloudlifter CL-1][Cloud Microphones Cloudlifter CL-2]〔ファンタム電源(+48V)が必要〕を[インラインプリアンプ]として使います。
[sE Electronics DM1 DYNAMITE][sE Electronics DM2 TNT]は[ダイナミックマイク]と[XLRケーブル]とに直接接続できるので、[XLRケーブル]は1本だけで済みます。
[Cloud Microphones Cloudlifter CL-1][Cloud Microphones Cloudlifter CL-2]をはさむ場合、[XLRケーブル]は前後で2本必要となりますので、もう1本、追加で[XLRケーブル]が必要になるわけです。
[XLRケーブル]は、端子部分の半田付けに丁寧さで、その耐久性が決まるようなところがあります。 CANARE〔カナレ〕のような国産メーカーだと、半田付けが丁寧ですので、安心です。
■Amazon | CANARE XLRケーブル マイクケーブル ノイトリックコネクター 黒色 3m EC03-B/黒 | マイクケーブル | 楽器・音響機器
■CANARE / XLRメス-XLRオス(マイク) 通販|サウンドハウス
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■Elgato | Stream Deck とキャプチャカード | CORSAIR
形状の優美さを求める場合には、[Blue - Compass]が適切かもしれません。
安さと安定性と頑丈さを求める場合には、[audio-technica AT8700J]が適切かもしれません。
■audio technica AT8700Jをレビュー。安定感抜群の高品質なマイクアーム | 弾き語りすとLABO
■マイクアーム おすすめランキングベスト5。選び方や視界の邪魔にならない位置を解説 | 弾き語りすとLABO
こうしたアームは、とくにバネが入っていると、バネの振動がエコーのように残る、[鳴き]という現象が発生しがちです。
バネも鳴きますけれども、金属の棒そのものも鳴きます。
[鳴き]が発生した場合には、ビニールテープなどで[鳴きを止める]ことも考慮する必要があるでしょう。 しかし、バネがアームに内蔵されいると、内部で鳴きが発生しても、手の施しようがありません。
なお[audio-technica AT8700J]はバネをもたない構造のようです。
マイクスタンド
スタンド型マイクスタンド|ソファーなどに座った状態で語りを展開する場合
マイクスタンドが、なぜ必須なのかというと、[口〔音源〕]に[audio-technica AT2040]などの[マイク]を近づけるためです。
話し手の語りを音声収録するさいに最も肝心なことは、[口からの音波を何も介さずしてマイクに直接送り届ける]ために[口をマイクに近づける]ことであり、それ以外にコツはありません。
TAMA〔ドラムス周辺機器のメーカー〕のマイクスタンド|マイクスタンドの王様
TAMAは[ドラムスローン〔イス〕][キックペダル][スネアスタンド]など、高負荷がかかるドラム用パーツを長年製造してきたメーカーです。 そのTAMAが、ドラムスの集音を主目的とした、丈夫なマイクスタンドも出しています。
ペダルの踏みしめによる激しい振動にも耐えられる、きわめて重たいTAMAのマイクスタンドは、安定性があり、堅牢で精密です。
この記事に関連した、いくつかの記事の中で使用を想定しているマイクが[audio-technica AT2040]など、やや重たいマイクなので、マイクスタンドには、安定性が求められます。 TAMAのマイクスタンドなら、[audio-technica AT2040]でも、たぶん大丈夫でしょう。
なお、[マイクを取り付けるブーム〔横棒〕が伸びているのと同じ方向に、三脚の脚のうち1本の方向を必ず一致させる]と、マイクスタンドが倒れにくくなります。
面ファスナーで腕に巻き付ける、鉄粉の入ったおもり〔トレーニング用〕をマイクの縦棒に巻き付けておくと、マイクスタンドが安定します。
また[マイク][タブレットホルダー][スマホホルダー]などを取り付けることを考えた場合にも、安定したTAMAのマイクスタンドが筆頭候補になると思います。
■TAMA / 標準ブームマイクスタンド 通販|サウンドハウス
■MICROPHONE STANDS/GUITAR STANDS | PRODUCTS | TAMA Drums - TAMAドラム公式サイト
マイククリップ|マイクを挟む洗濯ばさみ
【iKlip Xpand/iKlip Xpand Mini】|マイクスタンドに追加するタブレットホルダー/スマホホルダー
■IK MULTIMEDIA ( アイケーマルチメディア ) iKlip Xpand Mini 送料無料 | サウンドハウス
【K&M】|マイクスタンドに追加するタブレットホルダー/スマホホルダー
K&M|タブレットホルダー
【クランプ最大φ30mm】■K&M ( ケーアンドエム ) 19740 送料無料 | サウンドハウス
【3/8インチネジ】■K&M タブレットホルダー比較表|サウンドハウス
K&M|三脚一体型|スマホホルダー
■K&M ( ケーアンドエム ) 19749 送料無料 | サウンドハウス
K&M|クランプ一体型|マイクスタンドに追加するスマホホルダー
【クランプ最大φ30mm】■K&M ( ケーアンドエム ) 19747 送料無料 | サウンドハウス
K&M|マイクスタンドに追加するスマホホルダーとクランプ
【3/8インチネジ】■K&M ( ケーアンドエム ) 19715 送料無料 | サウンドハウス|φ30mmまでのポール/ブームに取り付けるクランプ
【3/8インチネジ】■K&M ( ケーアンドエム ) 19748 送料無料 | サウンドハウス|スマホホルダー
K&M|グースネック〔内部配線なし〕
【3/8インチネジ】■K&M ( ケーアンドエム ) 226B | サウンドハウス|グースネックのみ|内部配線なし|20cm|φ11mm
【3/8インチネジ】■K&M ( ケーアンドエム ) 225B | サウンドハウス|グースネックのみ|内部配線なし|20cm|φ15mm
【3/8インチネジ】■K&M ( ケーアンドエム ) 224B 送料無料 | サウンドハウス|グースネックのみ|内部配線なし|30cm|φ15mm
【3/8インチネジ】■K&M ( ケーアンドエム ) 223B 送料無料 | サウンドハウス|グースネックのみ|内部配線なし|40cm|φ15mm
【3/8インチネジ】■K&M ( ケーアンドエム ) 227B 送料無料 | サウンドハウス|グースネックのみ|内部配線なし|50cm|φ18.5mm
【3/8インチネジ】■K&M ( ケーアンドエム ) 228B 送料無料 | サウンドハウス|グースネックのみ|内部配線なし|60cm|φ18.5mm
■譜面、ipad、マイク用グースネック K&M ( ケーアンドエム ) - メルカリ
映像的な美観を重視したマイクセッティング|長手のグースネックを使う〔XLRケーブルが隠れる〕
語りの映像を届ける場合の音声収録なら、より外形が小ぶりな[audio-technica AE4100]を使う方法もあります。
[audio-technica AE4100]のようなハンドヘルド型マイクだと、グースネック〔内部をXLRのコードが通してある〕に直接装着することができて、マイクコードが見えなくなります。
映像収録も同時に行う場合のマイク、マイクスタンド、マイクアーム、グースネックなどは、照明に対して反射しづらい、つや消しブラック塗装のものが好ましいとされます。
■【43cm】TOMOCA ( トモカ ) F-43CNB キャノン付フレキシブルアーム(43cm) 送料無料 | サウンドハウス
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