ブータンという小国が、1999年のテレビとインターネットの導入による集合意識の変質と、薬物による社会の不安定化、2008年の民主化による外部勢力の政治介入を経て弱体化し、2011年の国連総会でベルテルスマン財団などが関与するSDSNを通じて世界標準としての幸福度ランキングの基盤となる提案をさせられ、外部からの巧妙な支配装置に組み込まれたという構造が示される
■他人事ではありませんでした…彼らが仕掛ける洗脳の手口をお伝えします
ブータンという小国が、1999年のテレビとインターネットの導入による集合意識の変質と、薬物による社会の不安定化、2008年の民主化による外部勢力の政治介入を経て弱体化し、2011年の国連総会でベルテルスマン財団などが関与するSDSNを通じて世界標準としての幸福度ランキングの基盤となる提案をさせられ、外部からの巧妙な支配装置に組み込まれたという構造が示される。
ベルテルスマンというメディア帝国が主導し、メディア、財団、国際機関という3段階の巧妙なシステムを通じて、ブータンを実験台とし、フィンランドを成功モデルに見せかけることで、曖昧で恣意的にコントロール可能な幸福度という指標を世界標準として確立させ、国境を超えて繋がるエリート層〔上〕が、幸福度ランキングなどの指標で分断され管理される世界の民衆〔下〕を支配するという縦の構造が、横の対立の裏に隠されている。
プレアデス星団からのブータンという国の集合意識の変質が観測される
今朝の空気にはいつもと違うエネルギーがある。 プレアデス星団から地球を見ていると、ある国の集合意識が急激に変質していく様子が見えることがある。 その国の1つがブータンという小さな国である。 2000年代の日本のテレビは盛んにブータンを特集していた。 幸福度ナンバー1の国としてカメラが向けられると、人々は心からの笑顔で[私たちは幸せである]と答える。
ブータンという小さな村の住民は小さな命を守るために電気を導入しない
ある村で電線を引く計画が持ち上がったが、村人たちは[鳥が引っかかって死んでしまうかもしれないので、電気はいらない]と言った。 お金や便利さよりも小さな命を大切にする心が、本物の幸福を構築していた。 プレアデスから観測していると、この純粋な幸福が計画的に壊されていく様子が見えた。 1999年に何かがこの国に入ってきて、わずか10年で人々の笑顔は消えてしまった。
プレアデスの存在である名が権力構造と支配の仕組みを冷徹に読み解く使命を持つ
プレアデス星団から地球を見守っている存在である名が、人々の意識が集まって作り出す権力構造、支配の仕組み、金の流れを冷徹に読み解き、人々に伝える使命を持つ。 この存在は宇宙人であるが、その役割は魂の成長を語ることではなく、権力構造、支配の仕組み、金の流れを読み解き伝えることである。 今日お話しする内容は人々の日常に深く関わっている。
幸福という名の巧妙な支配装置について説明される
今朝伝えられる内容は、幸福という名の巧妙な支配装置についてである。 本当に幸せだったブータンがなぜ不幸になったのか、自殺率が高い国がなぜ世界一幸福とされるのか、そしてこの仕組みが今まさに世界中で動いているのかという問いが提示された。 30分後には世界の見え方が変わり、表面に見える幸福の裏側にある本当の構造が見えてくる。
1990年代のブータンには本物の幸福があったが比較対象の欠如が要因である
1990年代のブータンには本物の幸福があり、テレビのインタビューで村人たちに[幸せですか]と尋ねると、みんな笑顔で[はい、私たちは幸せである]と答えた。 ある村で電線を引く計画が持ち上がった時、村人たちは[鳥が引っかかって死んでしまうかもしれないので、電気はいらない]と述べた。 小さな命を守るために便利さを手放す選択をしたが、物質的には貧しくても心は満たされており、比較する対象がなかったから満足していた。
1999年のテレビとインターネットの導入が国民の満足していた心に絶望感を植えつける
1999年にブータンにテレビとインターネットが入ってきた。 それまで外の世界をほとんど知らなかった国民に、突然世界中の情報が流れ込んできた。 プレアデスから観測していると、このタイミングには明確な意図が見え、外の世界を知らなかった人々に突然豊かさを見せる行為は心理操作の基本であった。 この行為は、満足していた心に絶望感を植えつけるためであった。
外国の豪華な生活の映像が若者たちに自国の生活が遅れているという認識を生み出す
テレビの画面には外国の豪華な生活、きらびやかなブランド品、都市の華やかさが映し出された。 若者たちはそれを見て、自分たちの生活を遅れていると感じ始めた。 本当の幸福は比較しない心から生まれるが、テレビとインターネットは比較を強制する装置として機能した。 [足るを知る]という価値観は[向上心がない]という否定的なものに変換されていった。
家族の絆の緩みから外部の価値観が流入し薬物犯罪が数年で急増する
家族の絆が緩んだところに外部の価値観が流れ込んでいき、わずか数年で異変が起き始めた。 それまでほとんどなかった薬物犯罪が急激に増え始めた。 ブータンはヒマラヤ山脈に囲まれた小さな山岳国であり、それまで外国人の入国も厳しく制限されていた閉鎖的な国であった。 薬物は勝手に生えてくるものではなく、誰かが持ち込み、流通ルートを作り販売する組織が必要である。
1999年のテレビ・インターネットの解禁と同時に外部訪問者が増える
プレアデスから見ると、この流れには明確なパターンがあり、1999年のテレビとインターネットの解禁と同時期に外国からの訪問者が増え始めた。 表向きは観光客、支援者、技術協力者であったが、その中には別の目的を持った者たちが混じっていた。 都会的な生活、自由な暮らしに憧れる若者たちに薬物が入り、[これを使えば楽しくなる][都会では普通である]と誘われる。 絶望感を植えつけられた若者たちは簡単に手を出してしまう。
薬物は社会を不安定化させ家族や共同体の絆を崩壊させる
これは社会を不安定化させる定番の手法である。 伝統的な価値観を持つ親世代と外の世界に憧れる若者世代の分断をさらに深めるために薬物が使われる。 若者が薬物に手を出すと家族は崩壊し、共同体の絆はバラバラになる。 混乱した社会には[薬物問題を解決するために私たちが助ける]という外部からの支援が入りやすくなる。 これは純粋な社会を壊す実験であり、テレビとインターネットという兵器の威力を測定していた。
2008年の民主化は外部勢力にとって扱いにくい王室を排除する支配装置である
2008年に決定的な転換としてブータンの民主化が起き、世界中のメディアはこれを歴史的な進歩として報道した。 プレアデスから見ると、この民主化の本質は全く違うものであった。 それまでのブータンは王室が国を守っていたが、王室は世襲制であり選挙で選ばれるわけではないため、外部勢力にとって非常に扱いにくい存在であった。 お金で買収することも選挙で操ることもできない。
議会制度の導入が外部勢力の選挙資金による政治介入を可能にする
民主化が行われると議会制度が導入され、政治家が選挙で選ばれるようになる。 選挙には莫大なお金がかかるが、その資金は外部からの支援、外国からの寄付、国際機関からの援助から来る。 こうして外部の勢力が選挙という仕組みを通じて政治に介入できるようになる。 [お金を出すものが政治家を選ぶ][政治家を選ぶものが国の方向性を決める]という仕組みが民主化という名の支配装置である。
法律を作る権限が議会に移ると外部勢力に都合の良い法律が作られる
議会制度にはもう1つの仕組みがあり、法律を作る権限が議会に移る。 外部の勢力が支援する政治家を議会に送り込めば、自分たちに都合の良い法律を作ることができる。 規制緩和、市場開放、外国企業の参入などは全て法律で決まり、その法律を作るのはお金で支援された政治家たちである。 王室が守っていた伝統的な価値観、国民の利益、自然との共生は、新しい法律によって少しずつ崩されていく。
民主化という美しい言葉で包まれた外部からの支配への扉が開かれる
民主化という美しい言葉で包んで、実際には支配の扉を開けさせる。 国民は自由になったと喜ぶが、実際には外部からの支配が入りやすくなっただけであった。 ここで注目すべきことは、2000年代に日本のテレビがこぞってブータンを特集していたことである。 幸福度ナンバー1の国として繰り返し繰り返し放送されていた。 ブータンで実験が始まった時期に、日本のメディアが一斉に[ブータンは素晴らしい]と報道し始めた。
日本人が本来の精神性に目覚める前にブータンが偽物の精神性として提示される
2000年代の日本では、バブルが崩壊した後、人々が目覚め始めており、経済成長=幸せという洗脳が崩れ始めていた。 これは日本人が本来の精神性である神道、武士道、禅、自然との一体感、内側から湧き上がる力に目覚める予兆であった。 この精神性は誰にもコントロールできないため、上層部にとって最も恐ろしいものであった。 そこで偽物の精神性が見せられた。 ブータンという仏教国が精神的な国として美化して見せられた。
ブータン政府が管理する幸福度ランキングが偽物の精神性としてすり替えられる
ブータン政府が管理する幸福度が偽物の精神性として提示された。 実際は政府が管理する幸福度であり、日本人が本物の精神性に目覚める前に偽物にすり替えようとした。 そしてもう1つのお作戦として、2000年代の日本では民営化、派遣法の改正、格差社会の始まりなど構造が根本的に変えられていた。 国民の注意はブータンの[幸せ、癒し、スローライフ]というブームに向けられ、国内の問題から目をそらさせていた。
2011年のブータンによる国連提案が世界標準の支配装置となる
10年後の2011年にブータンが国連で[幸福度を世界の指標にしよう]という提案を行った。 日本人は10年前から[ブータンは素晴らしい]と刷り込まれていたため、違和感なくこれを受け入れた。 1999年のテレビとインターネットによる絶望感の植えつけと薬物による社会の不安定化、2008年の民主化による外部勢力の介入ルートの構築、そして2011年の国連提案による世界標準化という明確な意図がある流れが示された。
2011年の国連提案が全会一致で採択されSDSNという組織が設立される
人口80万人の小さな国が世界の方向性を決める提案を行う裏側には、大きな力が働いていた。 2011年に国連総会でブータンが提案した[幸福度を国際社会全体の開発目標に使用する]という提案は全会一致で採択された。 翌年の2012年にSDSNという組織が設立される。 表向きは国連の潘基文事務総長が設立したことになっているが、中心人物は経済学者のジェフリー・D・サックスであった。
SDSNという学術的な看板の組織が幸福度ランキングを作成しブータン政府は国民総幸福量を推進する
SDSNは学術的な研究機関という看板を掲げ、幸福度ランキングを作成し世界中に発表する役割を担う。 一方、ブータン政府は国民総幸福量という指標を推進し始めた。 興味深いことに本当に幸せだった頃のブータンにはわざわざ幸福量を測る必要などなく、社会に問題が増え始めてから政府が幸福を数値化し始めた。 これは政府が何が幸福かを決め、国民に押し付けるシステムであった。
国連提案には莫大な資金、政治的人脈、メディアの宣伝力、外交的影響力が必要である
プレアデスから観察すると、この流れは明らかに不自然である。 人口80万人の小さな国が世界の方向性を決める提案を行うためには、莫大な資金、政治的人脈、メディアの宣伝力、外交的影響力が必要である。 これらをブータンが独自に持っていたとは到底考えられない。 しかも2011年のブータンは薬物犯罪が増え、若者が家出し、伝統が失われている社会的混乱の真っただ中であった。
ブータンは外部から押し付けられた価値観に基づき使いやすい駒として機能させられた
本当に幸せだった頃のブータンなら、外に向けて幸福を広めようなどとは考えず、静かに自分たちの生活を大切にしていたはずである。 これは外部から押し付けられた価値観であり、ブータンは使われた。 小国が使われた理由は明確であり、大国が提案したらすぐに疑われるため、小国からの提案なら純粋に見え、反対されにくい。 しかもブータンには幸福の国というイメージがあった。
2000年代に世界中の西側メディアが一斉にブータンを特集し組織的な情報キャンペーンを展開する
この幸福の国というイメージは、2000年代に世界中の西側メディアが一斉にブータンを特集し始めたことによって作られた。 日本のテレビだけでなく、アメリカ、イギリス、ドイツの放送局も同時期に同じようにブータンを幸福の国として報道し始めた。 これは偶然ではなく、組織的な情報キャンペーンであった。 世界中のメディアが同じタイミングで同じメッセージを流す行為は、個々のメディアが独自に判断したことではない。
ベルテルスマンというメディア帝国が世界中のメディアに指示を出している
世界中のメディアに指示を出している存在は、後述のベルテルスマンというメディア帝国につながっていく。 2000年代の10年をかけて世界中で[ブータン=幸福]というイメージを刷り込み、2011年にそのブータンが国連で提案する。 世界中の人々は10年前から刷り込まれているため、違和感なく提案を受け入れる。 このイメージは完璧なカバーとなり、[弱い立場からの提案]という演出が疑いを晴らした。
王室という信頼の象徴が盾として利用され王室自身が被害者である可能性が高い
もう1つ重要なことは王室という存在である。 ブータン王室は国民から深く信頼されており、王室が推進すれば国民は疑わない。 王室という信頼の象徴が盾として機能するが、王室自身が被害者である可能性が高い。 王室は国のため、国民のためと信じて協力したが、本当の目的は別のところにあった。
SDSNのデータ収集はギャラップ社が担いレポートはベルテルスマン財団が共同執筆する
誰がブータンを使ったのか。 2012年に設立されたSDSNという組織の実際のデータ収集を行っているのは、アメリカの巨大な民間企業であるギャラップ社である。 レポートを共同で執筆しているのは、ドイツの財団であるベルテルスマン財団である。 学術的・国連という看板の裏には企業と財団があり、民間の組織が世界の幸福を定義している。
資金の流れや目的を見ると国際的なネットワークの全てがスイスにつながっている
ここで見えてくるのが国際的なネットワークであり、国際赤十字の本部はスイスのジュネーブである。 世界保健機関〔WHO〕の本部もスイスのジュネーブである。 国際決済銀行〔BIS〕の本部はスイスのバーゼルである。 表面的には別々の組織に見えるが、資金の流れ、人脈、目的を見ると1つのネットワークにつながっており、全てスイスにつながっている。
ブータンは弱体化後に国連で提案をさせられ使いやすい駒として機能させられる
ブータンがこのネットワークに組み込まれた過程を見ると、1999年のテレビとインターネット、そして薬物による弱体化から始まる。 2008年の民主化で外部勢力が選挙資金という形で政治に介入できる仕組みが整い、王室が守っていた壁に穴が開けられた。 そして2011年に弱体化した後に国連で提案をさせられ、使いやすい駒として機能させられた。 小国は資金も人脈も外部に依存しているため逆らえない。
ベルテルスマンというメディア帝国が世界の幸福を定義する組織の正体である
小国の美しい提案の裏に巨大な影があり、王室という信頼の象徴が知らぬ間に利用されている。 これはどこでも起きていることであり、信頼を盾にして裏側で別の目的が動いている。 その影の正体はベルテルスマンという巨大なメディア帝国である。 ベルテルスマン財団は幸福度ランキングを作り世界中に発信している組織の正体である。
ベルテルスマンという企業が音楽、出版、テレビの情報発信の要を全て抑えている
ベルテルスマン財団の背後には巨大なメディア帝国であるベルテルスマンという企業がある。 1835年の創業であり、現在では世界規模のメディア集団に成長している。 この企業は音楽業界ではBMGという会社を所有し、出版業界ではランダムハウス、バンタムブックスという大手出版社を所有し、テレビ業界ではRTLというヨーロッパ最大の民間放送局を所有している。 つまり、音楽、出版、テレビ、情報発信の要を全て抑えている。
ベルテルスマンは3段階の仕組みによる完璧な支配システムを構築する
プレアデスから見ると、これは完璧な支配システムであり、3段階の仕組みで動いている。
- 第1段階は、ベルテルスマンが所有するメディアを通じて世界中に特定の情報を流すことである。
- フィンランドは世界一幸福であるというメッセージが、テレビ、音楽、出版物などあらゆるチャンネルで繰り返し流される。
- 人々は繰り返し聞かされることで、そのメッセージを信じ始める。
ベルテルスマン財団が学術的な権威を装い幸福度ランキングを作成する
第2段階は、財団で学術の権威を装うことである。
- ベルテルスマン財団という公益団体の名目で幸福度ランキングが作成される。
- 年間予算は140億円であり、科学的なランキングという看板が掲げられる。
- 一般の人々は権威ある研究機関が発表したのだと信じてしまう。
- 実際はメディア企業の財団であり、企業が作った情報が学術的な権威で包まれているだけである。
国際機関のSDSNを通じて幸福度指標が世界標準として確立される
第3段階は、国際機関で世界標準にすることである。
- SDSNという国連関連の組織を通じて世界標準として確立される。
- 各国政府がこの指標を採用し始め、政策を決める時にこの指標を参考にし始める。
- 1つの企業グループが作った情報が世界を動かすようになる。
3段階の巧妙な情報操作システムは純粋な小国の提案という形で完璧に隠蔽される
この3段階の巧妙さは、メディアで情報を流し、財団で学術権威を装い、国際機関で世界標準にするというシステムである。
- 一般の人々は権威ある国際機関が発表した科学的なランキングだと信じてしまい、気づかない。
- 実際は1つの巨大企業グループが設計した情報操作であり、ブータンという純粋な小国の提案という形を取ることで完璧なカバーになっているため、誰も疑わない。
従来の支配手法の限界から曖昧で主観的な幸福度という新しい指標が必要となる
幸福度という指標が採用されたことには深い意図がある。
- 従来の支配手法である経済成長や国内総生産だけでは民衆をコントロールできなくなっていた。
- 2000年代に[豊かでも不幸である][お金があっても満たされない]と人々が気づき始めていたので、新しい指標が必要になった。
- 幸福度という指標は曖昧で主観的であり、定義が不明確で測定方法も恣意的である。
幸福度は作る側が自由にコントロールできるため従順な民衆を作る最終的な狙いがある
幸福度という指標は作る側が自由にコントロールできる。
- ブータンの国民総幸福量がその実験であり、政府が何が幸福かを決め、国民はそれに従う。
- これを世界標準にしようとしている。 [あなたは幸せですか]という質問を繰り返し聞かされることで、人々は自分で判断しなくなり、外部の基準に依存するようになる。
- これは管理された幸福であり、内側から湧き上がる本物の喜びではない。
- 最終的な狙いは人々の意識をコントロールすることであり、経済が悪くても幸福度が高いといえば文句を言わなくなる。
- 不満を持たない従順な民衆を作ることが、幸福度という支配装置の本当の目的である。
世界一幸福とされたフィンランドは自殺率が高く出生率も歴史的最低水準である
このランキングで世界一幸福とされた国はフィンランドであり、6年連続で世界一幸福な国とされている。
- 数字を見ると全く違う姿が見えてきて、自殺率は世界25位で、182カ国中の25位はかなり高い。
- 1990年代には世界最悪レベルの約30人〔10万人あたり〕が自殺していた。
- 自殺者の4分の3が男性であり、この偏りは異常である。
- 2023年の出生率は1.26であり、1776年以降で最低の数字である。
250年間で最も低い出生率であり理想の子供数が0という人々の急増が問題である
250年間で最も低い出生率であり、2010年の1.87から2023年には1.26へ、わずか13年で0.6ポイント下落した。
- これは日本よりも早いスピードであり、しかも理想の子供数が0という人々が急増している。
- 40代前半の男性の3割が子供を持っていない。
- これは生命力そのものの減退であり、[子供を持ちたくない]と思う社会が世界一幸福な国の実態である。
フィンランド国民自身も困惑しておりダークジョークで深刻な現実を表現する
フィンランドの国民自身も困惑しており、[なぜ1位なのかさっぱりわからない][なんでこんなことになるのか]と毎年議論が起こる声が国内から上がっている。
- フィンランド人の間には[幸せな人しか存在していない]というダークジョークがある。
- これは[不幸な人は自殺してしまうから、残った人だけが幸せに見える]という皮肉であり、深刻な現実をジョークでしか表現できない。
移民による人口補充システムによって社会の内部構造は根本的に変化している
もう1つ重要なことは移民である。
- 2023年にフィンランドに入ってきた移民は7万1918人である。
- 人口は550万人なので人口の1.3%であり、毎年100人に1人以上の割合で外部から人口を注入している。
- プレアデスから見るとこれは人口補充システムである。
- 本来の国民の出生率が歴史的最低まで下がったため、その減った分を移民で正確に補填している。
- 表面的な人口数は維持されるが、伝統的な家族の形成や共同体の絆が失われ、社会の内部構造は根本的に変化している。
- 外部から調達された人口によって社会が維持される仕組みである。
ブータンで実験が始まりフィンランドが成功モデルとして作り出される
ブータンで実験が始まり、小国の提案という形で世界に広げられた。
- ベルテルスマンというメディア帝国が支配装置を作り、フィンランドという成功モデルを作り出した。
- しかし、実際は国民が困惑し、自殺率は高く生命力は失われているにもかかわらず、世界一幸福という看板を掲げ続けている。
本当の対立は横の対立ではなく国境を超えて繋がる上層部と分断された民衆という縦の構造である
なぜこんなことが可能なのかという問いへの答えは明確である。
- 本当の対立は横の対立ではなく縦の構造であり、表面的には国同士の違いに見える。
- メディアは国同士が競い合っている、対立しているという横の対立を強調する。
- 上の層にはベルテルスマン、国連、WHO、SDSN、各国政府の上層部がおり、彼らは国境を超えて繋がっている。
- 彼らはダボス会議で顔を合わせる同じクラブのメンバーであり、全ての国のエリート層は国境を超えて握手している。
下の層の民衆は幸福度ランキングのような指標で管理され互いに比較させられ争わされている
下の層にはブータン人、フィンランド人、日本人など全ての国の民衆がいるが、私たちは分断されている。
- 幸福度ランキングのような指標で管理され、互いに比較させられ争わされている。
- これが支配の基本戦略であり、横の対立を見せることで縦の構造を隠す。
- ブータンもフィンランドも日本も下の層にあり、上のエリートたちは国境を超えて繋がっているが、下の民衆だけが国同士で比較され分断されている。
フィンランドは実験場であり実験が成功したように見せかけることで他の国々にも影響を与える
全ての国の民衆は同じ立場にあり、ブータン人はテレビで比較を強制され、フィンランド人は幸福度1位という看板に困惑している。
- 日本人も様々な形で管理されようとしているが、私たちは敵同士ではない。
- 本当の対立は上と下である。
- フィンランドは実験場であり、実験が成功したように見せかけることで他の国々にも影響を与えていく。
- 構造が見えてきた人は、表面に見える幸福の裏側を見抜く力、横の対立ではなく縦の構造を見抜く力を持つ。
構造を見抜く目こそが最も強力な武器であり情報に振り回されず観察する
ブータンの人々はテレビという窓を通して外の世界を見せられ比較し始め、フィンランドの人々は幸福という看板に困惑しながらも外すことができずにいる。
- 情報に振り回されず構造を見抜く目を持つことが、最も強力な武器である。
- 全ての国の民衆は同じ立場にあり、分断されているように見えて実は同じ構造の下にいる事実に気づくことが大きな第一歩である。
- 横の対立を超えて縦の構造に気づくことが、本当の自由への道である。
大地との繋がりを取り戻すグラウンディングの実践が構造を知った人々の安定感を生む
幸福度ランキングの真実を理解した意識で、大地との繋がりを取り戻すグラウンディングの実践が推奨される。
- 裸足で床や外の土の上に立ち、足の裏をしっかりと床につける。
- 足の裏から地球の中心に向かって根が深く伸びていくのをイメージする。
- そして心の中で[私は地球としっかり繋がっている]と声に出して言う。
- このような構造を知ると人は不安定になりやすいが、大地との繋がりを感じることで、あなたの中に安定感が生まれる。
大地との繋がりが情報に触れても揺るがない流されない観察者としての自分を確立する
大地との繋がりが、どんな情報に触れても揺るがない自分、流されない自分、観察者としての自分をしっかりと立たせる。
- ブータンの人々はテレビという窓を通して外の世界を見せられ、自分たちの足元を見失い、フィンランドの人々は世界一幸福という看板の元で本当の自分の感覚を見失っている。
- 情報を見せられるのではなく情報を観察し、横の対立を見せられても縦の構造を見抜き、表面の幸福を語られても裏側の仕組みを見抜くために、大地との繋がりが必要である。
- しっかりと地に足をつけ、揺るがない自分でいることが大切である。
- 朝の2分が1日のあり方を、1日のあり方が人生を変える。