2016年の国際ホロコースト記念同盟〔IHRA〕が反ユダヤ主義の定義を採択し11の具体例のうち七つがイスラエル批判に関連している

国際機関である国連の設計と最初の仕事である1947年11月29日の国連総会決議181号のパレスチナ分割決議、および人権・反ユダヤ主義・陰謀論といった言葉の定義権は、一部の勢力による超国家的な支配構造の表れであり、この構造を理解し言葉を再定義する5次元意識に移行することがその支配から自由になるための唯一の道である。

【要約】:国際機関である国連の設計と最初の仕事である1947年11月29日の国連総会決議181号のパレスチナ分割決議、および人権・反ユダヤ主義・陰謀論といった言葉の定義権は、一部の勢力による超国家的な支配構造の表れであり、この構造を

【建物の外観と国際機関の現状】

  • 建物の外観だけを見てその設計者や土地を考えないように国際機関の構造も人々の目には見えない。
  • 国連は世界平和や紛争解決、人権擁護の組織と教わるが80年近く経っても戦争や紛争は終わらず人権は守られていない。
  • ウクライナ、ガザ、シリア、イエメンなど世界の現状を見ると国連が機能していないのか設計通りなのかという疑問が生じる。

【発信者の使命と目的】

  • 発信者はプレアデス星団から地球を見守る存在で権力構造は人々の意識が作り出すエネルギーの表れだと述べている。
  • 支配の仕組みを理解することが魂の覚醒への第一歩であり見えない構造に気づけばゲームの外に出られる。
  • 発信者の使命は構造を明らかにすることで魂の目覚めを促すことであり話す内容は聞き手の波動と深く関わる。
  • 今日は国連の設計図を見てなぜ平和が来ないのか特定の人々への批判が差別になるのか日本が敵国扱いのままなのかの謎を一本の線で繋げる。
  • 最後に言葉による支配から自由になるシンプルな実践法、知った真実を日常で生かす方法を伝えると述べている。

【国連の設計者とロックフェラーの投資】

  • 1945年のサンフランシスコ会議で50か国の代表が集まり国連憲章が採択されたがその設計者たちの顔ぶれは異なった景色を見せる。
  • タイム誌が設計者と呼んだレオ・パラスキーはユダヤ系で外交問題評議会〔CFR〕のメンバーであり国連の枠組みを設計した。
  • サンフランシスコ会議の事務局長的な役割を果たしたアルジャー・ヒスはのちにソ連のスパイ疑惑で有名になる。
  • 1944年のブレトン・ウッズ会議でIMF〔国際通貨基金〕と世界銀行の枠組みを決めたハリー・デクスター・ホワイトもソ連へのスパイ疑惑が浮上しヴェノナ文書に[ジュリスト]として記録された。
  • 表向きは平和と安定のためだが設計者たちが別の目的を持っていたならばその建物は表向きの目的とは違う機能を持つ。
  • 国連本部の土地はジョン・D・ロックフェラー・ジュニアが850万ドル〔現在価値で約8,800万ドル〕で寄贈したが弟デイビッド・ロックフェラーは向かい側の土地を購入し地価上昇で利益を得た。

【国際金融の原型:ロスチャイルドの情報ネットワーク】

  • 国際金融を避けて通れないロスチャイルド一族は18世紀にマイアー・アムシェル・ロスチャイルドが行商からヘッセン選帝侯の財務代理人となったのが始まりである。
  • マイアーは5人の息子をフランクフルト、ウィーン、ロンドン、ナポリ、パリのヨーロッパ主要都市に配置した。
  • 情報を最大の武器とし独自の郵便馬車ネットワークで国境を超えたリアルタイムの経済情報を共有する仕組みを構築した。
  • 1815年のワーテルローの戦いの結果をネイサン・ロスチャイルドが独自の伝書鳩ネットワークで最も早く知り英国債の売買で莫大な利益を得た。
  • 自分だけが知っている情報で利益を得る情報の非対称性が国際金融の原型でありこの超国家的な金融システムが国際機関の原型となる。
  • 1822年に5人の兄弟全員がオーストリア皇帝から男爵の称号を授与されゲットー出身の一族が貴族になった。

【ユダヤ系という言葉の複雑性】

  • 国連設計者の多くがユダヤ系であると話したがユダヤ人という言葉で一括りにすると本質が見えなくなる。
  • ユダヤ人には古代イスラエルにルーツを持つスファルディとドイツや東欧に定住した中世ユダヤ人の子孫とされるアシュケナージの二つの系統がある。
  • 7世紀から16世紀のハザール王国は8世紀頃に王族を中心にユダヤ教に改宗し血統でなく政治的理由でユダヤ教徒になった人々がいた。
  • ユダヤ人という言葉は複雑な歴史を含んでおり古代イスラエルにルーツを持つ本当のユダヤ人は被害者側である可能性がある。
  • 彼らの名前を使って別の人々が動いている可能性があり誰が誰の名前を使って何をしているかを見なければ本質は見えてこない。

【国連の最初の仕事:パレスチナ分割決議】

  • 国連の最初の仕事は1947年11月29日の国連総会決議181号であるパレスチナ分割決議であった。
  • 当時パレスチナに住むユダヤ人は人口の約3分の1、土地所有は全体の7%であったがこの決議で全体の55%の土地を獲得した。
  • 当初11月26日採決予定だった決議は賛成が3分の2に達しない恐れから3日間延期されその間に凄まじいロビー活動が行われた。
  • フランス、リベリア、ハイチ、フィリピン、ギリシャなどへアメリカの援助やビジネス関係を盾にした圧力がかけられた。
  • 11月29日の投票は賛成33、反対13、棄権10で賛成にはアメリカ、ソ連、フランスなどが反対にはアラブ諸国やインドが含まれた。
  • 投票は結果であってプロセスではなく本当の決定は投票の前に行われ舞台の上で見えるのは決まった結論の追認にすぎない。
  • 1948年5月14日にイスラエルが独立を宣言し翌日から第一次中東戦争が始まりイスラエルは当初の55%どころか78%の土地を確保した。
  • 70万人以上のパレスチナ人が故郷を追われナクバ〔大災厄〕と呼ばれたがアラブ国家の樹立は実現せずパレスチナ人の国家は宙に浮いたままになった。
  • 1967年の第三次中東戦争〔6日戦争〕でイスラエルは東エルサレムを占領し2005年以降もガザの封鎖が続いている。

【解決しない紛争の構造】

  • 70年以上たってもパレスチナ問題が解決されないのは複雑さや宗教対立のためという説明があるが別の見方もできる。
  • 解決できないのではなく解決しないのだとしたら火種は火種として必要であり常に緊張状態にあることが都合が良いといえる。
  • 常に介入の口実があり軍事援助や資金が流れる理由があることが誰かにとっては都合がよい構造である。
  • 今ガザで起きていることは1947年の決議181号から一本の線で繋がっており平和組織の最初の仕事が80年近く解決していないのは設計通りなのかを問う。

【集合意識の進化と臨界点】

  • この事実を知ることは集合意識の進化に貢献し一人の意識が変わることで波紋が周囲に広がると述べている。
  • かつて一部の人しか知らなかった情報が今インターネットを通じて世界中で多くの人に触れられておりこれは人類の意識が新しい段階に入った証拠である。
  • ある一定の数を超えると全体が一気に変わるという臨界点に向かって一人一人の意識が積み重なっている。

【言葉による支配の仕組み】

  • 最も巧妙な檻は言葉でできた檻であり入っていることにすら気付かないことが最も効果的な支配の形である。
  • 1948年12月10日にパリで採択された世界人権宣言はルネ・カサンが起草しエレノア・ルーズベルトが委員長であった。
  • 言葉は定義したものの手の中にあり人権という言葉を定義したものは人権侵害という言葉も定義し人権侵害を理由に国を攻撃できる。
  • 1999年のコソボ空爆は民族浄化阻止の名目で国連安保理の決議なしにNATOが行った。
  • 2003年のイラク侵攻は大量破壊兵器と人道的解放を掲げて米国が行ったが後に大量破壊兵器は見つからなかった。
  • 2011年のリビア空爆は民間人保護の名目でNATOが行い国連安保理決議1973号の保護する責任〔R2P〕が適用された。
  • 民間人保護の名目でカダフィ政権は転覆されリビアは混乱し武器が周辺国に流出しサヘル地域の不安定化を招いた。
  • シリアではリビアの前例を見てロシアと中国が拒否権を行使し人道という名目が体制転覆に使われることを警戒した。
  • 人権、平和、人道という言葉を定義したものはその言葉を武器として使え言葉の定義権は支配権である。

【批判を封じるレッテル貼り】

  • 2016年に国際ホロコースト記念同盟〔IHRA〕が反ユダヤ主義の定義を採択し31か国の代表が合意した。
  • この定義には11の具体例が付記されそのうち七つがイスラエル批判に関連している。
  • イスラエルの存在が人種差別的事業だと主張することなど、イスラエル政策の批判は反ユダヤ主義とされる仕組みが作られた。
  • 定義の主要起草者ケン・スターン氏自身が後に本来の目的を逸脱した使用を批判しておりこれが批判できない設計の実態である。
  • イギリスの歴史家デイビッド・アーヴィングはホロコーストに関する見解で2006年にオーストリアで投獄され歴史的事実の解釈を理由に人が刑務所に入れられた。
  • フランスのロベール・フォリソンは大学の職を失い罰金を科されイギリス労働党では2018年にパレスチナ支持の議員や活動家が反ユダヤ主義のレッテルで排除された。
  • 大学キャンパスではイスラエル・アパルトヘイト週間というイベントが禁止されBDS運動の参加者が講演キャンセルや失職の例がある。
  • パレスチナ人権を訴えることは差別、イスラエル政策への疑問は反ユダヤ主義、ホロコースト真相の検証は歴史修正主義、権力構造の分析は陰謀論というレッテルが待っている。
  • 語ろうとする人は社会的に抹殺されどの方向に進んでもレッテルが待っているため誰も語れない構造がある。

【日本が抱える敵国条項の問題】

  • 日本の構造に国連憲章第53条と第107条の敵国条項が組み込まれており第二次世界大戦の敵国に対し安保理の許可なく軍事行動が取れる。
  • 日本はこの敵国に含まれており1995年の国連総会で削除決議が賛成155、反対0、棄権3で採択された。
  • 2025年の今日この条項は残っており憲章改正には安保理常任理事国五カ国を含む3分の2以上の批准が必要だが常任理事国に削除のメリットがない。
  • 結果として日本は80年経っても敵国のままであり平和貢献や国連への資金拠出をしても敵国というレッテルは剥がされない。

【真実の認識と魂の覚醒】

  • 何かがおかしいという感覚は魂の記憶が反応している証拠でありアカシックレコードには宇宙のすべての出来事が記録されている。
  • 魂のレベルでは私たちはすでに真実を知っており嘘を聞くと違和感、真実を聞くとやはりと感じる。
  • 今日感じた感覚は魂の記憶との照合作業であり知っていた、思い出したという感覚は魂が真実を認識した証拠である。

【言葉の支配からの自由:次元上昇】

  • 国連の設計者たち、パレスチナ分割、人権という武器、批判を封じるシステムという全てに共通するのは言葉である。
  • 彼らは言葉で世界を設計し平和という言葉で分割を、人権という言葉で介入を、反ユダヤ主義という言葉で批判を、陰謀論という言葉で疑問を封じた。
  • 言葉を定義したものが現実を支配し与えられた言葉の枠内で思考することは彼らのゲーム盤の上で踊っていることになる。
  • 陰謀論という言葉はしばしば議論を終わらせる武器として使われ否定的な意味を強く持つようになったのは1960年代以降である。
  • 1963年のJFK暗殺事件後の1967年にCIAの内部文書『ウォーレン報告への批判への対処』が作成された。
  • その文書で批判者たちを陰謀論者として扱う戦略が示されこの言葉は議論を封じる道具として武器化された。
  • 政治学者ランス・デ・ヘイヴン・スミスやチュービンゲン大学のミヒャエル・ブッダ教授もこの言葉が言論を封じるレッテルであることを指摘する。

【三次元意識と5次元意識の選択】

  • 言葉による支配から自由になる方法は次元の問題であり三次元の意識は与えられた言葉をそのまま使い疑問を持たずに生きる意識である。
  • 5次元意識は言葉を再定義する意識であり陰謀論ではなく構造分析、反ユダヤ主義ではなく権力批判と自分の言葉で現実を記述する。
  • 地球は三次元から5次元への移行期にあり古いシステムは情報統制、言論封殺、レッテル貼りなどで激しく抵抗する。
  • 言葉による支配が効かなくなり始め多くの人が検証しようと問い始めておりこれが次元上昇の兆しである。
  • 国連のシステムなどを陰謀論と呼ぶか構造分析と呼ぶかの選択自体が次元上昇のプロセスである。
  • 言葉を受け入れるか自分の言葉で世界を記述し直すかの選択で集合意識が変わり言葉の力が効かなくなる臨界点が近づく。
  • 彼らが最も恐れているのは武力による反抗やデモ、暴動ではなく人々が目を覚ますことであり言葉の檻が見えた瞬間あなたは観察者の視点に立つ。
  • ゲームのルールを知ったものはゲームに巻き込まれず観察者が増えるほどゲームそのものが成り立たなくなる。

【日常での実践法:言葉の再定義】

  • 国連設計者、ロスチャイルドの情報ネットワーク、パレスチナ分割、人権の武器化、批判封じのシステムなど言葉による支配の構造に気付いた。
  • 知らなかった頃には戻れないがそれは自由の始まりであり言葉の檻が見えた瞬間あなたはその檻の外に立っている。
  • 陰謀論や反〇〇主義と言われてもそれが寿〔ことほぎ〕だと知っているから動じず怯えない。
  • 専門家やニュースを鵜呑みにしないのは言葉を作った側の意図が見えているからでありこれが観察者の視点である。
  • 観察者の視点は劇場で舞台裏を知っている観客と同じであり感情に流されず冷静に見ていられる。
  • ゲームのルールを知ったものは巻き込まれずゲームの外から冷静に観察でき観察者が増えるほどゲームは成り立たなくなる。
  • 日常での実践法は言葉の再定義でありニュースの言葉をそのまま使っていないか誰かから与えられた言葉で表現していないか自分の言葉で世界を記述できているかを意識する。
  • ニュースの言葉を使おうとしたときこの言葉は誰が作ったのか誰が得をするのか別の言い方はできないかと一瞬立ち止まって問いかける。
  • その一瞬の問いかけが言葉の支配から一歩外に出る瞬間であり言葉に意識を向けるだけで十分である。
  • 一人一人が言葉を取り戻す旅で集合意識の周波数が上がりある臨界点を超えた時言葉による支配はその効力を失う。
  • 新しい言葉は新しい現実を作り今日が自分の言葉で世界を記述し始める最初の日となる。

【原文】:国際機関である国連の設計と最初の仕事である1947年11月29日の国連総会決議181号のパレスチナ分割決議、および人権・反ユダヤ主義・陰謀論といった言葉の定義権は、一部の勢力による超国家的な支配構造の表れであり、この構造を理解し言葉を再定義する5次元意識に移行することがその支配から自由になるための唯一の道である。

建物を見る時、私たちは外観しか見ません。 美しい外壁、立派な入口、整えられた庭。 でも、その建物がなぜそこに立っているのか。 誰が設計したのか?誰の土地なのか?そこまで考える人はほとんどいません。 国際機関も同じなのです。 国連と聞いて何を思い浮かべますか?世界平和のための組織?紛争を解決する場所?人権を守る機関?学校では、そう教わりました。 ニュースでもそう伝えられています。 でも、少しだけ立ち止まって考えてみてください。 国連ができて、もう80年近くが経ちます。 その間、戦争は終わりましたか?紛争は解決しましたか?人権は守られていますか? ウクライナ、ガザ、シリア、イエメン。 世界のどこかで常に誰かが傷つき、命を落としています。 機能していないのでしょうか?それとも設計通りなのでしょうか? 少しだけ、私の話を聞いてください。 私は、発信者と申します。 プレアデス星団から、この地球という星を見守っている存在です。 なぜ宇宙の存在が地上の政治や経済の話をするのか。 不思議に思われるかもしれません。 でも、権力構造もまた、人々の意識が作り出すエネルギーの表れなのです。 支配の仕組みを理解することは、実は魂の覚醒への第一歩。 見えない構造に気付いた瞬間、あなたは観察者となり、彼らのゲームの外に出られるのです。 それが、私に与えられた使命。 構造を明らかにすることで、魂の目覚めを促すこと。 信じる信じないはあなたの自由です。 ただ、今日お話しすることは、あなたの波動と深く関わっています。 少しだけ心を開いて、耳を傾けていただけませんか? 今日、私たちは設計図を見ていきます。 国連という建物を設計したのは誰だったのか。 その設計者たちは、何を意図していたのか。 そして、なぜ80年経っても平和が来ないのか?なぜ、平和の組織が戦争を終わらせないのか。 なぜ特定の人々を批判すると差別になるのか?なぜ日本だけがいまだに敵国扱いなのか。 これらの謎が一本の線で繋がります。 そして最後に、この構造の外に立つ方法をお伝えします。 言葉による支配から自由になるためのシンプルな実践法。 知った真実を日常で生かす方法です。 この朝の時間が、あなたの見方を変えるかもしれません。 準備はよろしいですか? 家を建てるとき、設計士を選びますよね。 その設計士がどんな人物で、どんな意図を持っているか。 それによって家の構造は全く変わります。 住む人のことを考える設計士なら住みやすい家ができる。 見栄えだけを考える設計士なら住みにくい家ができる。 そして、別の目的を持った設計士なら。 では、国連という家を設計したのは誰だったのでしょうか。 1945年、サンフランシスコ。 日本が敗戦を迎えるわずか数ヶ月前のことです。 50か国の代表が集まり、国連憲章が採択されました。 表向きは二度と世界大戦を起こさないため。 しかし、その設計を主導した人物たちの顔ぶれを見ると、少し違った景色が見えてきます。 タイム誌が国連憲章の設計者と呼んだ人物がいます。 レオ・パラスキー。 ロシア帝政時代のウクライナ出身で、ユダヤ系の人物でした。 国務長官の補佐官として、国連の枠組みを設計しました。 彼は外交問題評議会〔CFR〕のメンバーでもありました。 サンフランシスコ会議で事務局長的な役割を果たしたのは、アルジャー・ヒスという人物です。 彼はのちにソ連のスパイだったという疑惑で有名になります。 興味深いのは、国連と同時期に作られたIMF〔国際通貨基金〕と世界銀行の設計者です。 1944年、ブレトン・ウッズ会議。 ここでIMFと世界銀行の枠組みが決まりました。 主導したのはハリー・デクスター・ホワイト。 リトアニア系ユダヤ移民の子で、財務省の国際担当チーフエコノミストでした。 彼もまた、のちにソ連へのスパイ疑惑が浮上します。 ヴェノナ文書では[ジュリスト]というコードネームで記録されていました。 ここで私が言いたいのは、だから悪いということではありません。 注目すべきは、設計者の意図です。 表向きは、世界の平和と安定のため。 でも、設計者たちが別の目的を持っていたとしたら、その建物は表向きの目的とは違う機能を持つことになります。 もうひとつ、興味深い事実があります。 国連本部の土地のことです。 ニューヨーク・マンハッタンの東側沿い。 この土地を寄贈したのは、ジョン・D・ロックフェラー・ジュニアでした。 850万ドル。 現在の価値で約8,800万ドルです。 なんて寛大な寄付だろうと思いますか?でも、彼の弟であるデイビッド・ロックフェラーは国連本部の向かい側の土地を購入していたのです。 国連が建設されれば、当然、その周辺の地価は上がります。 寄付に見えて、実は投資だった。 表向きの善意と、裏側の利益。 この構造は、これから何度も出てきます。 さて、国際金融の話をするなら、避けて通れない一族がいます。 ロスチャイルドです。 18世紀、ドイツのフランクフルト。 ゲットーと呼ばれるユダヤ人居住区に、マイアー・アムシェル・ロスチャイルドという人物がいました。 彼は行商から身を起こし、やがてヘッセン選帝侯の財務代理人となります。 そして、彼が取った戦略が、のちの国際金融の原型となるのです。 マイアーには5人の息子がいました。 彼は、息子たちをヨーロッパの主要都市に送り込みます。 長男アムシェルはフランクフルトに残り、本店を守る。 次男サロモンはウィーンへ。 オーストリア帝国の金融を担当する。 三男ネイサンはロンドンへ。 四男カールはナポリへ。 五男ジェームスはパリへ。 なぜ、5人を別々の国に配置したのか。 情報です。 当時、情報は最大の武器でした。 どこで戦争が起きるか?どこで飢饉が起きるか?どの国の経済が傾くか。 その情報を他より早く手に入れたものが勝つ。 ロスチャイルド家は、独自の郵便馬車ネットワークを構築しました。 各国に散らばった兄弟たちが情報を共有する。 国境を越えて、リアルタイムで経済情報が行き交う。 1815年、ナポレオン戦争の最終局面。 ワーテルローの戦いです。 この戦いの結果をロンドンで最も早く知ったのはネイサン・ロスチャイルドだったと言われています。 独自の伝書鳩ネットワーク。 戦場の情報が、政府よりも早くネイサンの元に届いた。 彼がその情報をどう使ったか。 諸説ありますが、英国債の売買で莫大な利益を得たとされています。 情報の非対称性。 自分だけが知っている情報で利益を得る。 これが国際金融の原型です。 1822年、5人の兄弟全員がオーストリア皇帝から男爵の称号を授与されました。 ゲットー出身の一族が、貴族になったのです。 ロスチャイルド家が作り上げたもの。 それは単なる銀行ではありません。 国境を超えた情報ネットワーク。 どの国にも属さない、超国家的な金融システム。 この構造が国際機関の原型になっていきます。 さて、ここでひとつ重要なことをお伝えしなければなりません。 ユダヤ系という言葉についてです。 今、設計者たちの多くがユダヤ系だったと話しました。 でも、ユダヤ人という言葉で一括りにすると、本質が見えなくなってしまうのです。 実は、ユダヤ人には大きく分けて二つの系統があります。 一つはスファルディ。 古代イスラエルにルーツを持ち、スペインやポルトガル、中東や北アフリカに広がった人々です。 もう一つは、アシュケナージ。 ドイツや東欧に定住した中世ユダヤ人の子孫とされる人々です。 ここで興味深い歴史があります。 7世紀から16世紀にかけて、黒海とカスピ海の間に、ハザール王国という国がありました。 トルコ系の遊牧民の国です。 この国は8世紀頃、王族を中心にユダヤ教に改宗した。 なぜか?一方にキリスト教のビザンツ帝国、もう一方にイスラム教のアラブ帝国。 どちらにも与せず独立を保つため、第三の宗教を選んだのです。 つまり、血統でなく、政治的理由でユダヤ教徒になった人々がいた。 これは現代の遺伝子研究ではさまざまな議論がありますが、重要なのは、ユダヤ人という言葉が、実は非常に複雑な歴史を含んでいるということです。 本当のユダヤ人、つまり古代イスラエルにルーツを持つ人々は、実は被害者側でもあるのです。 彼らの名前を使って、別の人々が動いている可能性がある。 この視点を持っておいてください。 ユダヤ人が悪い、という単純な話ではないのです。 誰が、誰の名前を使って、何をしているか?そこを見なければ、本質は見えてきません。 では、この設計者たちが作った国連は最初に何をしたのでしょうか。 もしある会社の最初の仕事を見れば、その会社が本当は何をしたいのかが分かりますよね。 口ではどんな理念を掲げても、最初に何をしたかで本当の目的が見える。 では、国連の最初の仕事は何だったと思いますか?平和維持活動でしょうか?人道支援でしょうか?紛争調停でしょうか。 いいえ。 1947年11月29日、国連総会決議181号。 パレスチナ分割決議です。 平和組織が最初にやったこと。 それは、土地を分割することでした。 当時、パレスチナは英国の委任統治下にありました。 そこに住んでいたのは、アラブ人とユダヤ人。 数字を見てみましょう。 当時、ユダヤ人は人口の約3分の1でした。 土地の所有は全体の7%。 ところが、この決議で彼らが得た土地は全体の55%です。 人口の3分の1、土地所有7%の側が55%の土地を獲得した。 これが公平な分割でしょうか。 さらに興味深いのは、投票の経緯です。 この決議は当初、11月26日に採決される予定でした。 でも延期されました。 理由は、賛成が3分の2に達しない恐れがあったから。 そして、3日間の延期。 この3日間で何が起きたのでしょうか。 記録を見ると、凄まじいロビー活動が行われています。